AAFCOの基準をクリアしたドッグフードを選ぶ

AAFCOはアメリカ飼料検査官協会の略称です。
AAFCOのさだめる犬猫の栄養基準は日本の総合栄養食にも取りいれられており、ペットフードの栄養学的適正さを保証する基準となっています。

AAFCO基準が取り入れられるようになった背景

AAFCO基準は1993年に制定された比較的新しい、犬猫の栄養基準です。

この基準が取りいれられる前は、唯一の科学的権威とみなされていたアメリカのNRC(国家研究協議会)の飼養基準がアメリカでも日本でも取りいれられていました。
ただし1980年代後半からNRCへの信頼性が失われはじめ、かわりにAAFCOによる養分基準が取りいれられるようになりました。

AAFCOは実用性の高い栄養基準値

AAFCO養分基準は研究目的ではなく、ペットフード製造現場で使いやすく実用性が高いよう、つくられた基準値です。
一方、NRCは栄養学研究の評価と収集をベースに飼養基準をさだめています。

NRC基準はペットフードで使用される原材料を前提としていないなど、実際のドッグフード製造現場で使用するには現実的でない数値もあり、実用には向かないと言われるようになりました。
そのため現在ではAAFCO基準が日本でも取りいれられています。

AAFCOの栄養基準値について

AAFCO基準は維持期・成犬と、成長・繁殖期の犬とで必要な栄養素の基準値をわけて設定してあり、それぞれのライフステージに必要な養分の最小値や、過剰に与えると毒性があらわれる栄養の上限値などがさだめられています。

総合栄養食はAAFCO基準値をもとに作られている

ドッグフードにはおおまかに主食の扱いとなる総合栄養食と、主食にくわえるおかずの役割がある一般食、間食のおやつ、栄養を補強する栄養補助食・栄養強化食などの種類があります。

この内、AAFCOの基準をもとに作られているのが総合栄養食タイプのドッグフードです。
そのためAAFCO基準を満たしたフードを選びたい場合は、総合栄養食と表記のあるフードを選ぶのがおすすめです。

AAFCO基準は絶対的な栄養基準値ではない

AAFCO基準は現時点でわかっているデータをもとに作成されているため、疑いをもたれているけれども毒性量がよくわかっていない栄養に関しては、特に上限値をさだめていません。

またAAFCOの基準はフードの栄養学的な適正さを保証するためにつくられた基準値であり、犬猫の飼養基準としてもうけられた基準ではないため、学術的根拠が不明だと言われることがあります。

総合栄養食にもあうもの、あわないものがある

犬の成長や健康維持のために必要最低限の栄養がとれるよう設計されているのが、AAFCO基準を採用した「総合栄養食」です。
ただし総合栄養食は栄養学的に適正なフードではありますが、犬の健康を必ずしも保証してくれるわけではありません。

犬にとって必要な栄養素は、実際のところ犬種や、それぞれの体調や体質、活動時間や活動量の長さ、飼育環境やストレスの有無など、さまざまな要因に左右されます。
そのため総合栄養食だけ与えていれば、何の問題もなく犬の健康を維持できるわけではなく、総合栄養食にもあうもの、そうでないものがあるため注意するようにしましょう。

犬の成長や健康維持に必要な栄養素を、まんべんなく補えるよう設計されているのがAAFCO基準を採用した総合栄養食です。
総合栄養食は犬の基本食ではありますが、すべての犬にあうわけではないため、犬の体調や体質をまずは優先し、総合栄養食の中から相性がいいフードを選んであげるようにしましょう。

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