おやつとしてのドッグフードはどんなときにあげるのか

犬用おやつは肥満の原因になるだけでなく、さまざまな添加物が使用されていたり、消化・吸収しにくい原材料や塩分・糖分を多めに使用していたりすることがあるため「与えないほうがいい」と言われることがあります。

ただし犬のしつけを行うときや、犬のストレス解消のためにはおやつが必要になることもあります。
そこで「おやつを与える、いいタイミング」や「与え方」についてご紹介いたします。

しつけやトレーニングのごほうびとして

犬を室内で飼うなら、避けて通れないのが犬のしつけやトレーニングです。

特にトイレ・トレーニングは一日に何度となく行わなければならず、その度に「きちんとできれば、ごほうびがもらえる」と覚えさせなくてはならないため、おやつがとても役に立ちます。

またトイレ・トレーニングが必要な時期は、犬の食糞に悩まされることも多い時期です。
犬の食べものへの執着心をやわらげたり、しつけで食糞行動を予防したりするときにも「おやつ」が重要になることがあります。

災害時など、犬が不安なときやパニックを起こしそうなとき

近年、大きな災害を経験したことにより、人間と同じように災害に対して、不安や精神的症状を起こす犬も増えてきています。
このような症状を助長しないようにするには、飼い主自身が落ち着いて行動すると同時に、犬に安心感を与える声がけやスキンシップを行うことが重要だと考えられています。

また犬に安心感を与える行動として、おやつを与えるのも効果的だといわれています。

地震の揺れが起きている最中や緊急地震速報が鳴り響いているときなど、犬が騒いだり、パニックに陥りやすかったりするときにはおやつを与えて、不安から気をそらさせてあげるのが効果的です。
また苦手な病院に行くときや、騒音が激しいときなど、犬が不安に陥りやすいときにもおやつが役立つことがあります。

いざという時のために、おやつや犬が好む食べものを常に用意しておくのがおすすめです。

犬のストレスがたまっているとき

檻の中で一日中過ごさなくてはならない動物園の動物たちは、檻の中を意味もなく、しきりにうろうろすることがあります。
この行動は常同行動と呼ばれ、同じ行動を同じパターンで繰り返すことを指します。
同じ場所を行ったり来たりしたり、尾を追いかけまわしてぐるぐる回ったり、同じ場所をなめ続けたりします。

この行動を起こす理由は脳や神経疾患が関わっている場合もありますが、ストレスや不安が背景となって出ることも多いようです。

動物園の中で暮らす動物たちだけでなく、暇な時間や退屈な時間が長すぎる犬、ストレスや不安を感じている犬も常同行動を起こすことがあります。

昔は狩りや家畜の見張り番など、家庭内の仕事や役割を与えられている犬が大半でしたが、現代では犬は一日一回、あるいは二回の食事と散歩の時間以外は、何もすることがないのが一般的です。

そのためおやつは退屈にしている犬に刺激を与えて、ストレスを発散させる大事なアイテムになることがあります。

健康面や肥満予防という意味で、おやつの与えすぎには注意を払う必要がありますが、おやつをうまく使用すれば犬の問題行動を予防したり、ストレス解消によって犬の健康を維持しやすくなったりします。
また突然犬が病気や事故にかかり、食欲を失ってしまったようなときにも、おやつなら口にしてくれることがあります。

ただし犬が消化しやすい食材を使用しているか、添加物を多く使用していないか、過剰な砂糖や塩分を加えていないかなど、与えるおやつがどの程度安心できるかは購入前にしっかりと確認しておく必要があります。

おやつは上手に活用すれば犬の健康維持や回復に役立つこともあるため、与えても安心・安全なおやつを探してみて、日々の生活に上手におやつを活用してみてください。

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