ドッグフードの栄養添加物(ビタミンA)

ビタミンAは脂溶性のビタミンで動物性食品に多く含まれ、レバーや卵黄、乳製品や鰻などに豊富に含まれています。
特にビタミンAは動物の肝臓に蓄積しやすいことが知られており、動物のレバーはビタミンAが特に豊富な食材として知られています。

また植物の中に含まれる成分では、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンがビタミンAの代わりになる成分として知られています。
犬も体内でβ-カロテンをビタミンAに変えることができるため、β-カロテンの多い緑黄色野菜がフードに配合されていることがあります。

その他、ビタミンAの特徴は以下の通りです。

ビタミンAの欠乏症・過剰症について

体の成長が著しく活発な犬の成長期では、ビタミンAの要求量が増えることがわかっています。
そのためこの時期は犬のビタミンA欠乏症があらわれやすく、逆に過剰に与えた場合もこの時期の犬は敏感に反応するため過剰症もあらわれやすいと言われています。

ビタミンAが欠乏した場合は目や皮膚粘膜、骨に症状あらわれやすく、目の症状が進むと夜盲症に、皮膚粘膜や骨の症状が進むと呼吸器・消化器・生殖器・皮膚・骨などに異常があらわれることがあります。
またビタミンAが過剰の場合は骨や関節などに異常があらわれることがあります。

ドッグフードを与えて上記のような症状があらわれた場合には、適切なフードについて栄養に詳しい専門家などに相談をするようにしましょう。

ビタミンAに酸化は大敵?

ビタミンAは酸化しやすいビタミンで、ペットフードに栄養添加物としてビタミンAを加える場合は酢酸エステル型やパルミチン酸エステル型の乳化した形態のビタミン剤が使用されています。

ただしビタミンを製造するメーカーによっては酸化に不安定なものがあり、ビタミンAをフードからしっかりとらせたい場合にはフードの酸化に注意が必要だと言われています。

フードの酸化を防ぐ方法は「長期保存を避ける」、「空気や日光に触れる時間を少なくする」、「真空容器や真空パッケージ、脱酸素剤を利用する」などの方法があります。

開封済フードを長期保存すると、それだけ空気に触れる時間が長くなり酸化が進みやすくなるため、ドライフードは1ヵ月を目安に食べきれる量だけ購入するのがお勧めです。

また遮光性や密閉性が高いフードストッカーなどを利用して、直接光が当たらない場所にフードを保管したり、空気に触れる時間を減らしたりすることもフードの酸化を防ぐのに効果があります。

また容器内やパッケージ内を真空にできるフードストッカーや真空パック機械、容器やパッケージ内の酸素を取り除いてくれる脱酸素剤もフードの酸化防止に役立つ道具です。

開封済フードの封をせずに放置しておくと、酸化によって栄養素が失われてしまう恐れがあるため、フードを開封したら適切に保管するようにしましょう。

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