ドッグフードの形態(ビスケット状)

ビスケットタイプのドッグフードは、主に犬用のおやつやスナックとして販売されているものです。
市販されているビスケット状のフードには、以下のような種類のものがあります。

・嗜好品タイプ(砂糖や脂肪分を配合したおやつ)
・低カロリータイプ
・各種栄養素(カルシウム/ビタミン/オリゴ糖/グルコサミンなど)配合タイプ
・健康食品タイプ
・匂い(口臭/糞尿臭)ケアタイプ
・歯のケアタイプ

犬用ビスケットは一般的にしつけのごほうびとして、または間食として与えることが多いため、総合栄養食で得られる栄養バランスを損ねないよう、パッケージに一日に与えられる量や回数の限度量が記載されています。

記載されている量や回数を超えて犬に与えてしまうと、カロリーオーバーによって肥満につながったり、また偏った栄養によって犬の健康を損ねたりする恐れもあるため与えすぎには注意しましょう。

それぞれのビスケット状フードの特徴は、以下の通りです。

嗜好品タイプ(砂糖や脂肪分を配合したおやつ)

砂糖や脂肪分の多い食材(バターなど)を配合しているため犬の食いつきがよいビスケットで、しつけのごほうび用として、日々のおやつとして与えるフードです。
犬の食いつきが良い食材(チーズ、ヨーグルト、魚粉、レバーなど)や各種味付け用パウダーなどを使用して、嗜好性をより高めているものもあります。

砂糖や脂肪分を多く使用しているためカロリーが高いので、与えすぎには注意が必要です。
特にダイエット中の犬や去勢・避妊後で太りやすい犬は、量や与え方に注意しましょう。

低カロリータイプ

砂糖ではなく人工甘味料を使用したもの、また砂糖や甘味料を一切使用せず低カロリーに仕上げているものがあります。
また食物繊維を配合して穀物の使用量を減らしたり、低カロリーな食材(おからなど)を使用したりしてカロリーを低く抑えているものもあります。

このタイプのビスケットで注意したいのが、甘味料であるキシリトール配合のものです。
キシリトールはペットフード安全法の規制対象外の添加物ですが、犬に与えると血糖値の低下、嘔吐、肝不全などを起こす場合がある甘味料です。

犬のキシリトール中毒は近年よく問題視されるようになった中毒で、現在のペットフード安全法では規制対象外の甘味料ですが、海外では使用に注意喚起が行われています。

犬の体質やキシリトール含有量、その他成分の有無によっては与えても異常が見られないケースもありますが、キシリトールは犬にとって必要な成分ではないため与えない方が良いでしょう。

低カロリータイプのおやつを犬に与える場合は原材料欄をよく見て、問題のあるものが使用されていないかどうか、必ず確認するようにしましょう。

健康食品タイプ

健康に良いと言われている食品を原材料に使用しており、いわゆるスーパーフード(キヌア、チアシードなど)と呼ばれる食べ物や野菜(ブロッコリーやかぼちゃ、人参など)、フルーツ(ブルーベリー、クランベリーなど)、ハーブなどを使用していることが多いおやつです。
食品ではなく栄養素(ミネラル/ビタミン/アミノ酸)を添加し、犬の健康維持を目的としたものもあります。

こちらも人間にとっては健康食品でも、犬にも有用かどうかはわかっていないものも多くあるため、犬の体調をよく観察して、与えても問題ないかどうか確認しながら与えるようにしましょう。

匂い(口臭/糞尿臭)ケアタイプ、歯のケアタイプ

匂いケアタイプのビスケットは口臭や糞尿臭をケアする目的で、植物のエキス(ユッカ抽出物、緑茶抽出物)や食物繊維、オリゴ糖などを配合したビスケットです。

また歯のケアタイプのビスケットは、嗜好品タイプのビスケットとは異なり脂肪分や砂糖が少なく、小麦粉などの穀類をメインに使用して食感を硬めに仕上げてあります。
噛むことで歯垢を落としやすくしてあり、歯のケア用おやつとして販売されています。

また犬用のおやつは毎日与えるものではなく、開封後の保存期間も長くなる傾向にあることから、傷まないように保存料や酸化防止剤などさまざまな添加物が使用されているケースがあります。

犬用おやつを購入する場合はドッグフードを選ぶ以上に注意深く原材料欄に目を通し、ひとつひとつ与えても問題のない原材料かを確かめてから購入するようにしましょう。

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