ドッグフードの種類(ドライタイプ)

ドライタイプのドッグフードは加熱・乾燥を加えることで水分含有量が10%程度、もしくはそれ以下になるよう作られているフードです。
水分含有量が少ないため微生物が繁殖しにくく、常温での長期保存が可能になっています。

またドライタイプのドッグフードには以下のような特徴もあります。

エクストルーダーと呼ばれる、押出成形機を使用して製造されている

エクストルーダーは加熱、殺菌、冷却、加圧、搬送、押出成形などの工程を短時間かつ連続で行える機械で、上記工程をひとつの機械で全て行えます。
そのためペットフードを大量生産することができ、現在市販されているドライフードはほぼこのエクストルーダーと呼ばれる機械で生産されています。

このエクストルーダーと呼ばれる機械でフードを加工すると高温高圧が加えられることで、でんぷんが消化しやすいα化でんぷんに変わります。
また機械から押し出される際に圧縮されていた空気と水分が膨張し、フードが膨らむことで犬が食べやすく消化しやすいドライフードになります。

製造されるフードの多くが総合栄養食である

ドライフードの多くは犬の成長促進・健康維持のため、必要な栄養素をバランス良く含んだ「総合栄養食」です。
これは上記のようにエクストルーダーを使用することで、様々な原材料やビタミン・ミネラルなどをひとつにまとめて加工することが可能だからです。

また定められた総合栄養食の成分規格・栄養基準に改定があった場合や、多種多様なニーズの総合栄養食を求められた場合でも、ドライフードなら原材料や栄養素の混合比を変えるだけで対応できます。
一定の規格・基準を満たしながら微調整も加えられるため、ドライフードはドッグフードの中で最も需要の多い総合栄養食用に選ばれやすいフードです。

色味は単調だが、さまざまな形の粒があり食感が変えられる

ドライフードは様々な原材料や栄養素を混合し、高温高圧を加えて製造するため、できあがりのフードの色味が単調になりやすいという特徴があります。
ただしドライフードの粒の形は、メーカーや製品によって様々です。

エクストルーダーから調理済の材料が押し出される際、出口部分の形状を変えるだけで様々な形のドライフードに成型することができます。
そのためドライフードでは丸い粒や骨型の粒もあれば、ドーナツ型やハート型など見た目にもかわいらしいデザインの粒もあり、それぞれに異なる食べごたえや食感を楽しむことができます。

開封後も日持ちする

未開封の場合、ドライフードよりも缶詰タイプのウェットフードの方が賞味期限が長い傾向にあります。

しかしウェットフードの開封後はフードの劣化が急速に進みやすいため一日以内に食べきることが推奨されています。

一方でドライフードの場合、水分含有量が少なく微生物が繁殖しにくい状態になっているため、開封後も日持ちしやすいという特徴があり、およそ一カ月程度を目安として食べきることが推奨されています。

自動給餌器が使用できる

上記のようにドライフードは常温で保管でき、かつ日持ちもすることから自動給餌器を使用することができるフードです。
フードの保管状況や与える環境にもよりますが、空気による酸化、微生物による腐敗の影響が他のフードよりも少なく、ペットに留守番させている間にも機械を使用して与えることができます。

ドライフードはドッグフードの中でも「主食」としての役割が大きく、飼い主からの需要が多いフードです。
初めて犬を飼う時に、犬にどんなフードを与えればよいか迷った時は、総合栄養食と表記のあるドライフードからまずは探してみましょう。

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