ドッグフードの成分表示(水分)

ドッグフードのパッケージには、粗タンパク質、粗脂質、粗繊維、粗灰分そして水分の成分表示が義務づけられています。
その中の水分表示では、ドッグフードに含まれている水分の割合が表示されています。

ドッグフードは水分含有量によって種類が異なり、最適な保管方法や栄養密度もそれぞれドッグフードの種類により変わってくるため、それを見分けるためにも水分の割合を確認するのはとても重要です。

具体的には、水分含有量別に以下のような種類のドッグフードがあります。

水分が10%程度、もしくはそれ以下......ドライフード
水分が10~30%程度......ソフトドライフード
水分が25~35%程度......セミモイストフード
水分が75%程度......ウェットフード

微生物は水分が少ないほど繁殖しにくいため、開封済のフードが常温保管可能かどうか、開封後どの程度日持ちがするかどうかを確かめる意味でも、フードの水分含有量をチェックすることは大事です。

ドライ~セミモイストフードまでは開封後でも常温保管できるものが多いですが、ソフトドライやセミモイストタイプでも使用されている原材料によっては冷蔵保管が向いているものもあります。
またウェットフードは開封後、劣化しやすいためなるべくその日の内に使い切るか、余ったものは密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するようにしましょう。

その他、ドッグフードの水分含有量を確認する時の注意点は以下の通りです。

水分の「以下」の意味

ドッグフードは含まれている水分によって種類が分かれますが、栄養密度やカロリーも変わり、一日に与える量もまた変わってきます。
そのためドッグフードの水分割合をあらわす時は、最低保証成分ではなく最大含有量をあらわすために「以下」という表示が採用されています。

犬は一日にどの位の水分が必要?

犬に必要な水分はその犬の体重や、普段食べているフードにどの位の水分が含まれているかによっても異なります。

犬が一日に飲む水の量は、大まかに体重1kg当たり60ml程度だと言われています。
そのため例えば体重3kgの犬が必要とする水分は、大まかに一日180mlの計算になります。

フードにも水分が含まれているため、もしもこの犬が一日100gのドライフードを食べていた場合、水分含有量は概ね10%程度なので10g(10ml)程度の水分をフードからとっている計算になります。
一方、水分含有量75%のウェットフードを一日200g食べていた場合は、150g(150ml)の水分をフードからとっている計算になります。

上記の計算で考えると、ドライフードを食べている犬では170mlの水分をとらせなくてはならないのに対し、ウェットフードを食べている犬では30mlの水分をとるだけでいいことがわかります。

犬の体調がいいか悪いかを知るために、飲水量は大きな判断材料になることがありますが、どんなフードを食べているかによって犬が水分を適度に飲んでいるのか、それとも過不足があるのかの判断が分かれることがあります。

犬の体調を知る意味でも、購入しているフードにどの程度水分が含まれているのかは把握しておくようにしましょう。

また犬が一日にどの位水を飲んでいるのかを調べたい時は、目盛りの入った器を使用すると簡単に大まかな飲水量が調べられます。

もしも犬が水をよくこぼし、直接水分をとるのが苦手なようなら水分含有量の多いフードで水分をとらせたり、食器トレイを利用して器の高さを調節してみたり、または水を飲みやすい器に代えたりなどして工夫してみましょう。

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