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ドッグフードの切り替え時期は?

犬を飼育していると、いろいろなタイミングでドッグフードを切り替えなくてはなりません。
それぞれの時期に必要なフードの選び方、切り替え方をご紹介します。

ライフステージが切り替わる時期

犬のライフステージは哺乳期から始まり、離乳期、成長期、維持期、高齢期と徐々に進んでいきます。
またメスの犬の場合は、上記に加えて妊娠・出産期、授乳期が加わることがあります。

ライフステージによって犬の養分要求量は変わるため、ライフステージが切り替わる時期はドッグフードも切り替えが必要です。

たとえば各ライフステージでは以下のようなフードが必要です。

・哺乳期......
母犬の乳で育つ時期ですが、母乳の出の悪さや母犬の育児放棄、人間の都合により親子が引き離されるなどして、子犬に母乳を与えられないことがあります。
その場合は犬の母乳と同じ成分の哺乳期用ミルクを与えることがあります。

・離乳期......
子犬が乳離れし始めたら、今まで与えていたミルクに徐々に離乳期用フードを混ぜ、慣れたら成長期用フードへと徐々に切り替えていきます。
生後間もない子犬のエネルギー源は乳糖で、それ以外の炭水化物を与えると下痢を起こすことがあります。
乳糖は生後4カ月頃までは利用できるため、その時期を目安に子犬の成長に合わせてフードを徐々に切り替えていきます。

・成長期......
成長期は体重と体長が急激に増加するため、全ての栄養に対しての要求量が高くなります。
維持期よりも高栄養なフードが必要になります。

・維持期......
現在の体調や体形を維持するための栄養が必要な時期です。
多く与えすぎると肥満につながる可能性があるため、犬に合った適切な栄養を与える必要があります。

・高齢期......
消化管の衰えにより栄養やカロリーの要求量が高くなる犬と、活動量の低下によって栄養やカロリーの要求量が低くなる犬とがいます。
また各種疾患にかかりやすい時期でもあるため、各種疾患を管理・予防するため特別な栄養が必要になることがあります。

・妊娠・出産期......
出産に向けて徐々に体重が増加していくため、栄養要求量も少しずつ増えていく時期です。
ただし肥満になると難産になる恐れがあり、逆に栄養が不足すると子犬の成長を妨げるため、ちょうど良い量を見極めて増やしていく必要があります。

・授乳期......
授乳が必要になるため、他のどの時期よりも栄養要求量が高くなります。
安定した授乳量を維持するため、エネルギー密度と消化率が高いフードが必要になります。
子犬が離乳食を食べるようになり、授乳の必要がなくなると徐々に栄養要求量も少なくなっていきます。

ライフステージによって犬が必要とする栄養量は大きく変わるため、犬の成長に合わせてフードも見直してみるようにしましょう。

減量予防や肥満予防が必要になった時

肥満になりやすい犬種、去勢や避妊手術をした犬、高齢期に入った犬や室内犬は肥満予防や管理が必要になることがあります。
また犬がやせすぎたり、ストレスや各種疾患で食欲を失ったりした時は減量予防が必要になることがあります。

体重が増減する時は現在与えているフードやおやつの量を微調整するだけでよいケースもありますが、大幅にドッグフードの量を増減すると栄養の過剰・不足に陥ることがあります。
カロリー摂取量を大幅に変更するときは、なるべく肥満予防用・減量予防用フードを与えてあげるようにしましょう。

アレルギーや各種疾患の管理・予防が必要になった時

アレルギーや疾患の管理・予防のため、獣医師から食事療法が必要だと判断されたときは獣医師指定のフードに切り替えなくてはなりません。

アレルギーや各種疾患用のフードは療法食として販売されています。
獣医師の判断・指示に従って、指定のフードに切り替えましょう。

ドッグフードの食いつきが悪くなった時

「フードの選り好み」が原因で食事を食べてくれなくなった時も、ドッグフードの切り替えを検討することが多い時期です。
犬の食べ物の好き嫌いは香り、味や食感、フードの栄養成分、温度、慣れや目新しさなどで変わることがあります。

フードの保管方法に問題がないのに食いつきが悪いときは、現在与えているフードの何を嫌がっているのかを探り、犬の満足するフードを探してみるようにしましょう。

犬を飼っていると、ドッグフードを切り替える時期が必ず訪れます。
犬の成長に合わせて、その時期にぴったりのフードを選んであげてください。

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