ドッグフードの素材(キャベツ)

ドッグフードの原材料には様々な野菜が使用われています。
その中のひとつの野菜に、キャベツがあります。

キャベツはアブラナ科の野菜でビタミンCが多く、また近年ではキャベツに含まれるビタミンUと呼ばれる成分が胃酸の分泌を抑え、胃粘膜の修復を助けてくれる成分として注目を集めています。

その他、キャベツには以下のような特徴があります。

キャベツは外葉と内葉で栄養や成分が変わる?

キャベツは外気や光によく触れる緑色の濃い外葉と、内側の葉とで含まれている栄養素が異なると言われています。

特にキャベツに含まれている抗酸化作用がある栄養素・ビタミンCは外葉の方が多く含まれており、中間層の葉で少なく、キャベツの芯に近くなるにつれてビタミンCの含有量が高くなるそうです。

ビタミンC以外の栄養素では、キャベツの外葉は内側の葉に比べて10倍以上のクロロフィルを含んでおり、体内でビタミンAに変わるカロテンも外葉の方が多いと言われています。
クロロフィルは犬用のおやつや歯磨きガムなどによく配合されている成分で、植物の葉緑素です。

キャベツだけでなく野菜に含まれるビタミンCは、ハウス栽培で育てられたものより、真夏の日照が強い時期に屋外で育てられた野菜の方が多い傾向がありおよそ倍程度の違いがあると言われています。

ドッグフードでは食べものの中で、人間の食用にできない部分を加工して原材料に使用されることがあるため、堅くて食用に向いていない、キャベツの外葉や芯を使用しているフードであれば、より上記のような栄養素がとりやすくなっているかもしれません。

キャベツに含まれる心配な成分も、外葉と内葉とで違う?

一方、キャベツは外葉と内葉とで心配な成分の含有量も異なることがあるようです。
キャベツに含まれる心配な成分で、よく取り上げられるのが硝酸塩です。
外葉にはこの硝酸塩が多く、内葉の約2倍含まれていると言われています。

硝酸塩は腸内細菌によって亜硝酸塩に還元されることがあり、亜硝酸塩は胃腸の環境によってはニトロソアミンと呼ばれる発がん性のある物質に変わることがあります。

そのためキャベツに含まれる硝酸塩が心配な場合は、人間も食用にしている内葉を使用しているフードを選んだ方が安心かもしれません。

キャベツに含まれるビタミンUについて

ビタミンUは人間の胃腸薬にも用いられることがある成分で、胃腸の粘膜を正常に保つ効果があると言われています。
このビタミンUはキャベツの中でも、春キャベツの中心に近い黄色い葉の部分に多く含まれているそうです。

またその他、キャベツに含まれる成分で心配されているのがゴイトリンという成分です。
これを多量に摂取すると、甲状腺障害を引き起こす可能性があると言われています。

一方でキャベツに含まれている成分には、抗がん作用があることで注目されているイソチオシアネートという成分もあります。

キャベツには有害だとされる成分も含まれていれば、健康のために取り入れたい栄養素や成分も多く、飼い主にとって悩ましい食材のひとつと言えます。
キャベツを使用したフードを与えるべきか迷ったら、まずは犬の体調を最優先に考え、フードとの相性が良くないと思われる場合はフードの切り替えも視野に入れ、取り入れてみるといいかもしれません。

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