ドッグフードの素材(コーンスターチ)

コーンスターチはとうもろこしから作られるでんぷんで、人間用の食品ではプリンを固める凝固剤や料理のとろみづけに利用されることが多い製品です。
ドッグフードでは主にエネルギー源として、また上記のようにフードを加工しやすくしてくれる食品としてコーンスターチが使われていることがあります。

ちなみにとうもろこしには色々な種類がありますが、コーンスターチの原材料によく使われているのがデント種で、ワキシー種、ハイアミロース種も使われることがあります。

どの種類のとうもろこしをコーンスターチの原材料に選ぶかで、フードの食感が異なることがあり、例えばデント種やハイアミロース種を使用したコーンスターチは膨潤しにくいため固くてサクサクした食感になりやすいと言われています。
一方、ワキシー種の場合は糊化しやすいため、くちどけの良い食感に仕上がりやすいようです。

同じコーンスターチを使用しているのにフードの食感が異なるのは、上記のようなとうもろこしの種類が関係しているのかもしれません。

その他、コーンスターチには以下のような特徴があります。

ハイアミロース種のコーンスターチについて

コーンスターチはとうもろこしのでんぷんのみを取り出して作られているため、食物繊維は含まれていませんが、ハイアミロース種のコーンスターチには食物繊維のような働きをする難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)が含まれています。

レジスタントスターチは消化されにくく腸まで届くため、腸内環境の改善に効果があると期待されている成分です。

ドッグフードでコーンスターチに使われているとうもろこしの種類まで公開してくれているところは残念ながら見かけませんが、一部のフードや犬用健康食品などで同じでんぷん性食物繊維である難消化性デキストリンを配合している商品もあるため、コーンスターチ由来のレジスタントスターチについても見直されていくかもしれません。

コーンスターチの安全性について

一方でコーンスターチには安全性の面で心配されている問題もあります。
それは遺伝子組み換え作物を使用している可能性が高いことです。

日本に流通するとうもろこしの大部分はアメリカから輸入されたもので、アメリカでの遺伝子組み換えとうもろこし栽培率は約9割にも及ぶと言われています。

このアメリカから輸入したとうもろこしはコーンスターチ用原材料にも利用されており、遺伝子組み換え作物不使用にこだわりを持つ一部商品を除いて、コーンスターチがアメリカ産だった場合には遺伝子組み換えとうもろこしである可能性がかなり高くなります。

もしも上記の点に心配を感じる場合は、遺伝子組み換え作物の使用有無を明記しているフードを選んだり、コーンスターチの産地で遺伝子組み換えとうもろこしがどの程度作られているのか調べたりして、安心できるフードを選ぶようにしてみてください。

とうもろこしは加工しやすくタンパク質や食物繊維、でんぷんや糖など様々な成分を取り出すことができるため、コーンスターチを始めとしたとうもろこしの加工製品は、食品だけでなくドッグフードにも様々なものが取り入れられています。

とうもろこしだけでなく、どんな食材にも一長一短があり完璧に安心・安全なフードを選ぶのは難しいですが、なるべく安心できるフードを探し、犬とも相性がいいと思えるフードを選んでみてください。

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