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ドッグフードの素材(さつまいも)

さつまいもはドライフードで使われることがあるのはもちろん、ウェットフードや犬用おやつなどによく用いられている素材です。

さつまいもには犬が大好きな甘味があり、好んで食べてくれます。
また食物繊維も多く腸内環境の改善にも役立つため、食いつきが良く自然の原材料を使った安心なトッピングとして、あるいは犬用おやつの素材としてさつまいもが選ばれることが増えてきているようです。

その他、さつまいもには以下のような特徴があります。

ドッグフードに使われるさつまいもについて

さつまいもに関しては素材そのままを使用したフードが多く、原材料欄にもそのままの名前で記載されていることが多いようです。

さつまいもには国産と輸入品とがありますが、輸入品のさつまいもは乾燥いも、凍結いも、ペレット状が多くを占めています。

さつまいもに含まれる栄養について

さつまいもは穀類と野菜の両方の特徴を持っていることが知られており、穀類と同じようにでんぷんが豊富ながら、野菜と同じようにビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

主食に使われることの多い穀類では小麦や米が有名ですが、さつまいもは米や小麦より食物繊維とカルシウムの量が多く、またカロテンやビタミンCもさつまいもの方が多く含まれています。
特にカロテンは可食部がオレンジ色のさつまいも品種に多く、野菜類の中でもトップクラスの含有量を誇っています。

ビタミンCはじゃがいもと同じように、でんぷんによって守られているため加熱しても壊れにくいことが知られています。
また他には可食部が紫色の品種はアントシアニンが多く含まれており、抗酸化作用の高い食材として注目を集めています。

その他、さつまいもに含まれる栄養素として注目されているのが、豊富な食物繊維です。

さつまいもには不溶性食物繊維も水溶性食物繊維もバランス良く含まれており、さつまいもに含まれるでんぷんの中には難消化性でんぷんと呼ばれる、食物繊維のような働きをするでんぷんも含まれています。
そのためさつまいもは腸内環境の改善や腸の動きを刺激して活発にしてくれる食べものとしても有名です。

一方、米や小麦よりもさつまいもが劣る点はタンパク質の量が少ないところです。
そのためさつまいもを使用したドッグフードでは、肉や魚、乳製品や卵などからタンパク質がしっかりとれるものを選ぶのがお勧めです。

さつまいもとアクリルアミドについて

さつまいもにはマルトースと呼ばれる糖類が多く含まれており、この糖類は加熱すると増えるため、さつまいもは焼くと甘味が増す特徴があります。

この糖類は甘味で犬の食いつきを増してくれる効果がありますが、一方でアミノ酸のアスパラギンが高温化で反応し有害物質アクリルアミドを作ることがあります。
このアクリルアミドは穀類やいも類、野菜類の加工品で多く、加工食品の心配材料としてよく取り上げられています。

さつまいもの場合、上記の通りタンパク質がもともと少ないためアミノ酸も少なく、じゃがいも加工品に比べてアクリルアミド量が少ないという傾向があります。
ただし上記のようにさつまいもには糖類が多いため、じゃがいもを始め、アクリルアミドの材料となるアミノ酸・アスパラギン含有量が多い食材と組み合わせることで、アクリルアミドが作られる可能性も考えられます。

もしも、いも類を使用したフードを検討していて、フードに含まれるアクリルアミドが心配な場合にはさつまいもと他の食材の組み合わせをよく確認して、より安心できるフードを選ぶのがお勧めです。

さつまいもは総合栄養食用というよりもおやつやトッピング用の素材に選ばれることが多いですが、上記の通り、ドライフードの素材として優れた特徴を持ち合わせています。
甘味があり犬の食いつきも良いため、犬が好みやすいフードを探している場合はぜひ上記を参考にしてみてください。

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