ドッグフードの素材(とうもろこし)

とうもろこしはでんぷんを多く含む原材料で、乾物当たりでは約6~7割ほどでんぷんが占めています。
ただし、とうもろこしを原材料にした加工品や副産物ではとうもろこしそのものとでんぷんの含有量が異なることがあります。
たとえば、コーングルテンフィードはでんぷん量が少なく、コーンスターチはでんぷんを多く含むなどのばらつきがあるのです。

また繊維の量もとうもろこしそのものと加工品や副産物では異なることがあり、とうもろこしを使用したフードの栄養価もとうもろこし由来のどんな原材料を使用するかによって変わってくることが考えられます。

ドッグフードに使われることが多い、とうもろこし由来の原材料には以下のようなものがあります。

とうもろこし由来の原材料や成分について

・挽き割りとうもろこし粉(コーングリッツ/コーンミール/コーンフラワー)......
いずれもとうもろこしを挽き割りにした粉で、粗びきした粉はコーングリッツ、中挽きがコーンミール、微粉砕した粉はコーンフラワーと呼ばれています。
(※国によって呼び方が異なる場合があり(イギリスではコーンフラワー=コーンスターチを指す等)、輸入フードは原材料の読み方に注意が必要)

・圧片とうもろこし......
とうもろこしを加熱し、ロール機で押しつぶしてフレーク状に加工し、冷却・乾燥させてある飼料。
加熱するためでんぷんがα化しており、通常のとうもろこしより消化・吸収しやすくなっています。

・コーンスターチ......
とうもろこしから作られる、でんぷんです。

・コーンシロップ......
コーンスターチから作られるシロップ。
ブドウ糖が多いが甘味は砂糖の半分以下。

・コーングルテンフィード/コーンジャームミール/コーングルテンミール/コーンオイル......
コーンスターチを製造する際に出る副産物です。

上記の副産物は種類によって栄養素が異なり、コーングルテンフィードはとうもろこしの外皮部分からなり、アラビノキシランと呼ばれる繊維が主成分となっています。
コーンスターチ製造中に出る副産物コーンスティープリカーをタンパク質源として添加されています。

コーンジャームミールはとうもろこしの胚芽部分からなり、コーングルテンミールはとうもろこしのタンパク質から作られています。
この2つはフードのタンパク質補給源に使用される副産物で、コーングルテンミールはプロラミンと呼ばれるタンパク質やとうもろこし由来のカロテノイドが豊富です。

コーンオイルは胚芽を乾燥し、圧搾・抽出して作られたオイルでオメガ6系のリノール酸が5割以上含まれているオイルで、オレイン酸も豊富なオイルです。

同じとうもろこしを使用しているフードでも、どの原材料を使用しているかによってフードの特徴が変わってくるため、記載されている原材料は注意してよく読み込み、イメージしているフードと使われている原材料・成分に相違がないかよく確認してみるようにしましょう。

とうもろこしに含まれる栄養について

とうもろこしに含まれるミネラルやビタミンでは、とうもろこしを挽き割りにした粉(コーングリッツ/コーンミール/コーンフラワー)にはマグネシウムが多く含まれており、中でもコーンミールに豊富に含まれています。
ビタミンではビタミンB6が豊富で、これもコーンミールに多く含まれています。

とうもろこし由来の原材料は多くのドッグフードに使われているため、なじみ深い名前の原材料も多いのではないでしょうか。
ぜひ、ひとつひとつの原材料の特徴を知り、より犬に合うフード探しの参考にしてみてください。

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