※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ドッグフードの素材(にんじん)

ドライフードやウェットフード、犬用おやつやトッピングまで、幅広い種類のドッグフードにビタミン補給源として、食物繊維供給源として使用されている野菜がにんじんです。

にんじんといえば体内でビタミンAに変わるβカロテンが豊富な野菜として有名ですが、その他にもにんじんには下記のような特徴があります。

にんじんの産地について

現在、日本で栽培されている、およそ3割の人参が北海道産で、その他には千葉、青森、徳島、埼玉、茨城などの地域で栽培されています。
また輸入にんじんは中国からの輸入が最も多く、ニュージーランド、アメリカなどからも生鮮にんじんや冷凍にんじんなどが輸入されています。

世界で人参を多く生産しているのも中国で、アメリカ、ロシア、ポーランドなども人参の主要産地となっています。

にんじんの旬について

にんじんは季節によって味や食感が変わることが知られています。
それは気温が上がるとにんじんは地面より上の部分がよく育ち、気温が下がると根の部分に養分を蓄えるという習性があるからです。

そのため気温が低い時期にすくすく育った、春・冬に収穫されるにんじんは根の部分に養分をしっかりと蓄えているため、甘くてやわらかいと言われています。
にんじん由来の栄養素をしっかりとらせたい時は、にんじんが収穫された時期や産地にもこだわってフードを選ぶとよいかもしれません。

にんじんに含まれる栄養について

にんじんに含まれる栄養素の代表格といえば、体内でビタミンAに変わるβカロテンです。
犬も人間と同じようにカロテンをビタミンAに変えることができます。

カロテンはビタミンAそのものをとった場合に比べると、およそ半分程度のビタミンA効力しかありませんが、にんじんにはその分たくさんのカロテンが含まれているため、犬にとって良いビタミンA供給源になります。

ただし、にんじんに含まれるβカロテンは紫外線や長期保存による酸化でダメージを受けやすく、ドッグフードの保管状態が悪いと折角のβカロテンが減少してしまう可能性があります。
にんじん由来の栄養素を犬に与えたい時は、ドライフードなら密閉容器に入れて空気に触れる機会を少なくし、紫外線が直接当たらない涼しい場所で保存するなど保管状況にも注意してみましょう。

またにんじんは食物繊維も豊富に含む作物です。
にんじんに含まれる食物繊維は不溶性の食物繊維が多めですが、水溶性の食物繊維も含まれています。
そのためドッグフードではにんじんを食物繊維の供給源として使用することがあります。

にんじんは人だけでなく犬の健康にとっても良いように見える野菜ですが、野菜も動物性食品や穀物などをとった時と同じように、犬との相性が悪いとアレルギーやアレルギー様症状を起こす場合があります。
栄養価が優れた野菜でも、犬と確実に相性が良い訳ではないため、犬の体調をよく観察し注意しながら与えるようにしてみてください。

おすすめコラム一覧Related column