ドッグフードの素材(栗)

ドッグフードの原材料としてはあまり見かけることがないですが、一部の犬用おやつの原材料に使われることがあるのが栗です。
パウダーやペースト状に加工した栗が使われることもあれば、犬用おやつとして甘栗が販売されていることもあります。

その他、栗には以下のような特徴があります。

炭水化物や食物繊維が多い

栗の主要成分は炭水化物で、でんぷんが多くを占めています。
秋の味覚として栗と同様、良く取り上げられるのがさつまいもやかぼちゃですが、栗はこの中でも炭水化物の量が多く、カロリーが高いためエネルギー効率のいい食材だと言われています。

また栗は繊維が多いことで知られるさつまいもやかぼちゃよりも食物繊維が多く、不溶性の食物繊維が豊富です。
市販されている栗の種類には日本栗や中国栗などがありますが、食物繊維量は日本栗よりも中国栗の方が多く含まれています。
中国栗は甘栗として利用されている栗なので、食物繊維源として栗を利用するなら甘栗を選ぶとよいでしょう。

栗に含まれる栄養について

栗には各種ミネラルが豊富に含まれており、日本栗には骨や皮膚、脂質の代謝などに必要なマンガンが豊富に含まれています。
また甘栗にはカリウム、マグネシウム、銅が多く含まれています。
犬では各種疾患の予防のために食事療法として、マグネシウムや銅の量を制限されることがあるため、食事療法が必要な犬の場合には甘栗の食べさせ過ぎに注意が必要かもしれません。

ビタミンの中では体の発育に必要不可欠な葉酸と、エネルギーの代謝に必要不可欠なパントテン酸が豊富です。
葉酸は特に甘栗に多く含まれ、パントテン酸は日本栗に多いという特徴があります。

栗に含まれるタンニンについて

栗には渋皮の部分にタンニンが豊富に含まれており、最近ではこの渋皮部分に含まれているポリフェノールが血糖値の上昇を抑えてくれるとして注目を集めています。
またタンニンには抗酸化作用もあるため、少量犬に与える程度なら問題ないと言われています。

ただし栗の渋皮はもともと消化が悪いため廃棄されることが多い部分で、そのため含まれている成分についてもわかっていないことが多い部分です。
またタンニンは苦味が強いため犬もあまり好まない部分だと考えられます。

そのため犬に栗を与える場合は美味しくて消化も良い、渋皮を取り除いた栗を使用した犬用おやつを与えるのがお勧めです。

今のところ、栗は少量なら犬に与えても問題がない食材だと考えられていますが、栗と犬との相性はまだわかっていないことも多くあります。

栗は主食であるドッグフードにはあまり使用されていないため、特別な注意を払う必要は現時点ではなさそうですが、おやつではなく主食用フードに栗が使用されている場合は栗の品種や農薬の使用有無、フードに使用されている栗の部位などを調べてみて、犬に与えても問題がないかどうか、犬に詳しい獣医師など専門家の意見を聞いてから与えてあげるようにしてみてください。

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