ドッグフードの素材(鶏(チキン))

鶏・チキンはドッグフードの原材料に最も使用されることが多い素材です。
部位については人間も食用にしている胸肉やもも肉、ささみなどが使用されることもあれば、人間が食用にはしていない骨や内臓、くず肉、羽などの副産物が使用されていることもあります。
また、フードの嗜好性を高めるために鶏脂や鶏エキスが使用されることもあります。

鶏・チキンのどの部位を使用するかで、フードから得られる栄養素は異なります。
そのため、より犬と相性のいいフード、求めている栄養価が得られるフードを探している場合は、フードに使用されている鶏の部位までわかるような、情報を多く公開してくれているフードの中から選ぶようにしてみましょう。

その他、鶏・チキンの特徴は以下の通りです。

牛や豚に比べて脂質が少ないが必須脂肪酸がとれる

牛や豚は脂質が豊富に含まれているのに対し、鶏は脂質が少ないという特徴があります。

また鶏肉に含まれている脂質は飽和脂肪酸だけでなく、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸がバランス良く含まれており、中でもオレイン酸とリノール酸が豊富です。

鶏は牛や豚に比べて脂質が少ないため、ドッグフードのカロリーを低く抑えることができます。
その上、食物から取らなければならない必須脂肪酸・多価不飽和脂肪酸もとれる食材です。

タンパク質が豊富

鶏は脂質が少ない割にタンパク質が豊富で、特に胸肉とささみはタンパク質が多い部位として知られています。
生肉の状態だと100g中20g前後のタンパク質が含まれており、部位の中ではささみが最もタンパク質が豊富です。
また必須アミノ酸もバランス良く含まれています。

ビタミンAが多い

鶏は豚や牛に比べ、脂溶性のビタミンAが多く含まれています。
特に筋肉部位に近いところでは脂肪が多い鶏皮部分にビタミンAが豊富に含まれています。
また内臓では、鶏のレバーは群を抜いてビタミンA含有量が多い部位です。
そのため犬にビタミンAが豊富なフードを与えたい時はレバーを素材に使用したフードを選ぶのがお勧めです。

食いつきのいいフードを探すなら、鶏のもも肉か鶏脂を使用したフードを

犬の味覚は「甘いアミノ酸」と呼ばれるシステイン、プロリン、リジン、ロイシンに対して感受性が高いと言われています。

鶏のもも肉は胸肉に比べてアミノ酸含有量が多い部位で、また犬の嗜好性に大きく影響する「匂い」も脂溶性の成分が多く、脂肪と共存していることが多いと言われています。

そのため鶏を素材にしたフードで、犬の食いつきがいいフードを探すならもも肉など、脂肪が多くてアミノ酸含有量の多い部位を使用しているフードがお勧めです。
また匂いで食いつきを良くしたい場合は、鶏脂を使用したフードも良いでしょう。

また上記は鶏の食用肉の場合の特徴ですが、ドッグフードに使われている副産物を利用したチキンミールの場合は上記のような鶏の脂質・タンパク質に加え、骨も含まれているため、リンやカルシウムなど骨由来のミネラルがとれます。

筋肉部位だけをとる食事ではリンやカルシウムはもちろん、ナトリウム、鉄、銅、ヨウ素やビタミンA、D、EやビタミンB群が不足しがちです。

そのためドッグフードを選ぶ場合は、食の安全面で不安要素はあるかもしれませんが、鶏の内臓や骨、脂肪も上手に生かし、チキンミールあるいは鶏の内臓や骨、脂肪などを食材に使用した、栄養素がしっかりととれるフードを探すのがお勧めです。

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