ドッグフードの素材(鮭(サーモン))

動物性のタンパク質にアレルギーを持つ犬も増えていることから、魚由来のタンパク質を利用したドッグフードが増えてきており、その中でも人気が高いのが鮭・サーモンを原材料に利用したドッグフードです。

鮭・サーモンには以下のような特徴があります。

鮭に含まれている脂肪酸について

鮭には様々な種類があり、とれる産地によって栄養素が異なることがあります。
脂質に関してはノルウェーやスゥエーデンなどで養殖されているアトランティックサーモンが最も多く、可食部中約15%程度の脂質が含まれています。
次いで多いのが主にチリで多く養殖されている、海面養殖ニジマス(サーモントラウト)と養殖ギンザケ、アメリカやカナダでよくとれるマスノスケ(キングサーモン)です。

ドッグフードには使用するサーモンの種類までは表示されていないことが多いですが、一部のプレミアムフードでは鮭の種類にもこだわって使用していることがあります。

鮭には一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸はもちろん、オメガ3系の必須脂肪酸であるDHAとEPAが豊富に含まれているため、よりそれらの脂肪酸が豊富なフードを探しているなら脂質の多い鮭を選ぶのがお勧めです。

鮭に含まれるタンパク質について

鮭に含まれるタンパク質は、どの鮭の種類でもほぼ変わらず可食部中約20%程度のタンパク質が含まれています。
ちなみにアレルギー回避のため鮭・サーモンを使用したドッグフードを選ぶ場合は、魚由来のアレルギーもあることを覚えておくのがお勧めです。

魚由来のアレルギーはパルブアルブミンというタンパク質で起こることが多く、また魚のヒスタミンと呼ばれる物質によってアレルギー様の症状が引き起こされることが知られています。
前者は魚の種類問わずに含まれているのに対し、後者はヒスチジンというアミノ酸が多いマグロやカツオなどの赤身魚、サバやサンマなどの青魚及びそれらの魚の加工品に多く含まれていると言われています。

鮭は身が赤いですがアスタキサンチンという色素が身に含まれているためで、白身魚のカテゴリーに入ります。
そのためアレルギーやアレルギー様の症状回避のためヒスチジンの少ないタンパク質源として鮭・サーモンが選ばれることがあります。

ただし上記の通りアレルゲンとなるタンパク質はどの魚種も共通に含まれ、必ずしもアレルギーが起こらないという訳ではないため注意するようにしましょう。

鮭に含まれるビタミンやミネラルについて

鮭に含まれるビタミンで豊富に含まれているのがビタミンDです。
このビタミンDの多い鮭の種類はアメリカやカナダでとれる紅鮭、北海道でよくとれる白鮭、北太平洋でよくとれ鮭缶などに利用されることの多いカラフトマスです。
またその他のビタミンではビタミンB12が多く含まれています。

ミネラルはドッグフードに鮭の骨まで利用されているか、身だけかによっても異なりますがどちらもマグネシウムが多いという特徴があり、骨が利用されているならカルシウムも豊富です。
ただしこの2つは鮭だけに限らず、魚介類全般の共通の特徴と言えます。

鮭はオメガ3系の脂肪酸摂取源として、またビタミンDの摂取源として魅力の高いドッグフードの素材です。
また鮭に含まれる色素・アスタキサンチンは犬の免疫維持や疲労回復のための栄養素として、注目を浴びている成分です。
ぜひ鮭・サーモンの特徴を知り、ドッグフード選びの参考にしてみてください。

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