ドッグフードの素材(米)

ドッグフードに使われる米は、人間も食用にしている米はもちろん米加工品、また米副産物まで色々な種類があります。
それぞれの原材料の特徴は、以下の通りです。

・米......
主食用米が使われることもあれば主食用にできない規格外米、加工米、酒米などがペットフード用に使われることもあります。
アメリカでは長粒種の破砕米がペットフード用加工米として利用されることが多いようです。

・米粉......
米を製粉して粉状にしてあります。
ふるいで選別したふるい下米、粒のままでは食用にできないくず米が原材料に使われることもあれば、加工用米や過剰米、米粉用に育てた専用米を使用している場合もあります。

その他、米を精米する時に出る米糠や米胚芽を加工した原材料(米糠発酵素材、米胚芽抽出物、米油など)が使用されていることもあります。

その他、米の特徴は以下の通りです。

ペットフード用原材料として米が増えてきた理由

ペットフードに使う穀類といえば小麦が有名ですが、小麦由来のアレルギーや飼い犬の肥満に関心を持つ飼い主が増えてきたことから、アレルギーを持つ人が少なくヘルシーな食材として「米」への注目が高まり、ペットフード原材料に使われる傾向が近年増えてきています。

ドッグフード用に使われる米には乾物当たり8割程度のでんぷんが含まれており、でんぷんが多い原材料では比例して食物繊維量が少なくなることが知られています。

そのため米はでんぷんが多く食物繊維が少ないため消化しやすく、また米を与えると排泄物が少なくなり、腸内ガスの発生を抑えることができることからドッグフード用の原材料として人気を集めています。

米に含まれるタンパク質について

ちなみに小麦由来のアレルギーは小麦に含まれるタンパク質・グルテンが原因で発症することが知られていますが、米にも同じようにタンパク質は含まれています。

精米された米にはおよそ8%程度のタンパク質が含まれており、その中で80~90%程度の多い割合を占めているのがグルテリン、5~10%程度含まれているのがプロラミンというタンパク質です。

その他には4~10%程度アルブミンとグロブリンというタンパク質も含まれており、中でもこのグロブリンには強いアレルギー活性があると言われています。

米タンパク質の多くを占めるグルテリン・プロラミンにはアレルゲン性がないと言われており、それが米アレルギーの少なさにつながっているようですが、近年米がドッグフードに使われることが増えてきたのに合わせ、米アレルギーを持つ犬も増えてきているようです。
そのため米が犬のアレルギーに必ずしも効果的な食材とは限らないため、米を使用したフードと犬との相性が悪いようであれば、まずは獣医師に相談して食事についても見直してみるようにしましょう。

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