ドッグフードの着色料(赤色40号(アルラレッドAC))

赤色40号(アルラレッドAC)は合成の着色料です。
アメリカでは、動物実験で赤色3号に発がん性の可能性があると指摘があったことから利用が激減し、代わりの着色料として赤色40号が大量に利用されるようになりました。
そのため赤色40号はアメリカを含め、世界中で大量に使用されてきたという経緯がある合成着色料です。

この着色料が日本で指定添加物として設定されたのは比較的近年になってからのことで、平成3年に指定添加物として登録されました。
そのため赤色40号の危険性や懸念すべき情報などは国内よりも海外を中心に議論が繰り返されている傾向があります。

赤色40号(アルラレッドAC)の性質について

赤色3号はアスコルビン酸の影響を受けて退色しやすい性質がありますが、赤色40号はタール系色素の中ではアスコルビン酸の影響を比較的受けにくいです。

アルカリ性の環境を除けば非常に安定しており、対光・耐酸性の性質を持つ黄色5号と構造がよく似ていると言われています。

赤色40号の危険性について

赤色40号はヨーロッパで、注意欠陥多動性障害(ADHD)に影響を与えるかもしれない着色料だと考えられています。
上記のような影響を及ぼす着色料は赤色40号以外にもあり、日本国内でも添加物として指定されている、黄色4号、黄色5号、赤色102号も赤色40号と同じ危険性があると指摘されています。
また、この傾向は上記着色料と、保存料である安息香酸ナトリウムを同時に摂取した場合に関連が見られたとされています。

そのためヨーロッパの上記着色料を使用した食品や飲料水には「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という表記が義務付けられています。

犬の多動障害について

犬のADHDについては人間ほど多くの情報はないですが、最近では犬にも人間と同じような症状が起こると考えられています。
犬の場合は注意欠陥多動性障害(ADHD)ではなく、多動障害という呼び方をするようです。

赤色40号やその他着色料が犬にとってどの程度危険性があるのかはわかっておらず、上記障害と同じように関連性があるのかは不明ですが、何かあった時のために覚えておきたい内容です。

赤色40号の犬への毒性について

赤色40号の犬への毒性については現在認められておらず、104週にわたって赤色40号を混ぜた餌を与えた試験でも毒性が見られなかったと言われています。
またDNAに変化をもたらす性質も認められていないようです。

毒性はないけれど犬には不要?

犬は人間に比べて視覚があまり優れておらず、赤色については灰色に見えていると考えられています。
そのため赤色40号だけでなく、その他の赤色着色料についても犬にとってフードの嗜好性を高めるなどの影響はなく、主にそのフードを購入する人間のために添加されていると考えられます。

赤色40号は犬にとっての危険性はあまりわかっていませんが、良い影響を与えるとも考えにくいです。
そのため、そのフードしか食べてくれないという場合を除いて、上記着色料を使用したフードはなるべく避けるのが無難と言えます。

犬のフードの食いつきはトッピングの使用や、相性のいいフードを探すことで改善する場合もあるため、なるべく選択肢を広げて犬にとってより良いと思えるフードを探すようにしましょう。

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