ドッグフードの着色料(赤色102号(ニューコクシン))

赤色102号(ニューコクシン)はタール系の合成着色料で、アゾ系と呼ばれる種類の色素です。
赤色の合成着色料で、アゾ系と呼ばれる種類の色素は他に赤色2号(アマランス)がありあす。
日本国内で使用されている赤色着色料の中では、赤色3号と共に使用頻度の多い着色料として知られています。

赤色102号の性質について

赤色102号は酸や食塩に強く安定した性質を持ち、退色しにくい色素で、ビタミンB群の分解を抑制する働きがあると考えられています。

ただし熱や酸化、アルカリ性の環境には弱く、酸性の環境でアスコルビン酸(ビタミンC)の影響を受けると退色しやすいことが知られており、光にも弱いことが知られています。

赤色102号が分解されやすい環境について

また赤色102号は発酵食品に使用すると、発酵が進むのに従って退色する傾向があり、これは赤色102号に対して還元作用を示す菌がいるためだと考えられています。

さらに赤色102号と相性の悪い成分には、亜硫酸塩があります。
赤色102号は亜硫酸にきわめて弱い性質を持つと言われており、上記条件が揃うと、安定性の高い赤色102号でも分解されやすいことが考えられます。

赤色102号の危険性について

赤色102号を含む食品について、ヨーロッパでは「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という表示が義務づけられています。
この表示が義務づけられている着色料はその他に赤色40号、黄色4号、黄色5号などがあります。

上記着色料は、保存料である安息香酸ナトリウムと同時に摂取した場合の影響が強いと考えられており、注意欠陥多動性障害(ADHD)の兆候が見られる子どもは摂取しない方がいいと勧告されています。

犬とADHDについて

上記の危険性が犬にとっても影響があるかどうかは不明ですが、犬にも人間と同じように多動障害と呼ばれる症状があると言われています。

赤色102号とアレルギー

また赤色102号はアレルギーを引き起こす疑いも持たれており、アレルギー兆候のある人が経口摂取した場合に反応しやすいとも言われています。
ただし上記の症状は他の合成着色料でもあらわれやすく、アスピリンや天然色素よりは反応が低かったことから、赤色102号自体がアレルギーを引き起こす物質なのか、それとも交差反応によるものなのかがはっきりとはわかっていないようです。

赤色102号は犬にとってあまり意味がない?

犬は人間のような視覚は持っておらず、赤色については灰色に近い色に見えていると言われています。
そのため赤色着色料は犬のフードの嗜好性を高めるというよりは、それを購入する人間のために添加されていると考えられています。

犬にとって赤色102号の毒性や危険性ははっきりとはわかっていないものの、与えるべき理由も特に見られないため、赤色着色料を使用したフードしか食べてくれないという場合を除き、なるべく避けるのが無難な添加物と言えます。
犬の食いつきを良くするにはトッピングを利用したり、相性のいいフードを探したりすることで改善する場合もあるため、なるべく選択肢の幅を広げて犬にとってより良いと思えるフードを探すようにしましょう。

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