ドッグフードの着色料(赤色105号(ローズベンガル))

赤色105号(ローズベンガル)は昭和23年に食品添加物に指定された合成着色料で、キサンチン系と呼ばれる種類の色素です。

性質は赤色3号とよく似ており、光や酸に不安定な性質を持つと言われています。

赤色105号の有害物質について

赤色105号はテトラクロロ無水フタル酸(TCPA)とレゾルシンから合成されています。

テトラクロロ無水フタル酸(TCPA)には不純物として第一種特定化学物質及び残留性有機汚染物質(POPs)に指定されているヘキサクロロベンゼンが含まれている可能性があるため、赤色105号にも同様にヘキサクロロベンゼンが含まれる可能性があると言われています。

ヘキサクロロベンゼンについて

ヘキサクロロベンゼンは発がん性の恐れがある物質で、自然に分解されにくく生物濃縮によって人体や生態系に危害を及ぼす残留性有機汚染物質に指定されています。
残留性有機汚染物質は食物連鎖によって受け継がれて体内で濃縮されやすく、食物連鎖の上位にいる動物ほどこの影響を受けやすいと言われています。

そのため赤色105号を製造するタール色素製造業者には、国から赤色105号にヘキサクロロベンゼンが混入する場合、限度値を20ppmとするよう自主基準を設けることや低減化をはかることが求められています。
また添加物公定書でも赤色105号にヘキサクロロベンゼンが混入する場合は、6.5μg/g以下となるよう定められています。

赤色105号の光増感作用について

また赤色105号には光をエネルギーとして吸収し、他の成分との反応を引き起こす光増感作用があることが認められており、この作用が油脂の酸化を引き起こす原因になるとも言われています。

この反応は不飽和脂肪酸の酸化を進めやすく、食品を劣化させやすいため、不飽和脂肪酸など油脂を含む食品にローズベンガルを添加する場合は、遮光に注意を払う必要があると言われています。

犬と赤色着色料について

犬は人間よりも視覚があまり良くなく、赤色については灰色に見えていると考えられています。
そのため赤色着色料は犬よりもそれを購入する人間のために添加されているといえます。

人間用のお菓子やスナックなどとは異なり、ドッグフードは毎日毎食犬に与える食事です。
そのため赤色着色料、特に赤色105号は上記のように蓄積しやすい有害物質を含む恐れがあり、フードの酸化を進める可能性もあり、かつ犬の食いつきを良くする効果もあまり見込めないことから現在与えているフードしか食べてくれないという場合を除けば、避けるのが無難な添加物と言えます。

犬の食いつきを良くするにはフードにトッピングを加えたり、犬との相性がいいフードを探したりすることで改善する場合もあります。
なるべく色々な種類のフードを試してみて、日頃からフードの選択肢を増やすようにしておき、犬にとってより良いと思えるフードを選ぶようにしましょう。

おすすめコラム一覧Related column