ドッグフードの着色料(赤色106号(アシッドレッド))

赤色106号(アシッドレッド)は合成着色料で、海外では使用されておらず日本でのみ使用が認められている添加物です。
アシッドローダミンBと呼ばれることもあります。

赤色106号の性質について

赤色106号は熱や光、酸やアルカリ、酸化や還元にも強い性質を持ち、安定性の高い着色料だと言われています。
また水やエタノール、グリセリンやプロピレングリコールには溶けますが、油脂には溶けないという特徴も持っています。

赤色106号は単独で使用すると色味が強いことから他の着色料と併用して使われることが多いようです。

安定性が高い性質を持つためか、ドッグフードでは他の着色料と共に、比較的使われることの多い赤色着色料です。

赤色106号の毒性について

赤色106号は日本でのみ許可されている添加物なので、国際的な安全基準値などが設けられていません。
そのため赤色106号は有害性があまりないと言われていますが、毒性などについて調べた情報が他の着色料よりも少ない傾向にあります。

遺伝毒性を調べた試験では、妊娠期のマウスに対して赤色106号を1kg当たり2,000mgの用量で投与し、3・6・24時間後の内臓や胎児を調べたところ、赤色106号によるDNA損傷は認められなかったという報告があります。

犬と赤色着色料

犬は人間ほど色の識別能力が優れておらず、赤色については灰色に見えているため、赤色着色料をドッグフードに添加しても犬にはあまり意味がないと考えられています。

そのため上記のように赤色106号は安全性が高いと考えられている着色料ですが、犬に与えた場合については不明な点も多く、かつ食いつきが良くなるなど犬に与えた場合の有用性も考えにくいことからなるべく避けた方がいい食品添加物と言えます。

赤色着色料入りのフードしか食べてくれない?

上記の通り、犬は視覚によっておいしそうなものかどうかを見分ける能力が少ないため、フードの好き嫌いが激しい犬の場合、視覚以外の何らかの要素が影響してフードの選り好みをしていると考えられます。

犬のフードの食いつきを良くするには水分含有量が多く、香りの高いウェットフードなど、嗅覚を刺激する食べものをトッピングに使用する方法があります。
また酸化したフードはフードの味や食感、香りを変えてしまうため、酸化を防ぐ保存方法について見直してみるのもお勧めです。

家にいる時であれば食事の好き嫌いはあまり問題になることがありませんが、犬が急に体調を崩した時や長期間の外出中、あるいは災害時などは柔軟にフードを変える必要が出てきます。
不要な添加物をとらない意味でも、またいざという時に食べられるものを増やす意味でも、なるべく色々なフードを試してみて、犬にとってより良いフードを探すようにしましょう。

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