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ドッグフードをあげる容器の素材

ドッグフードをあげる容器は毎日食事を与えるたびに使い、また使用後には洗う必要があり、人間用の食器よりも同じものを繰り返し使用する食器です。
そのためドッグフード用の食器は繰り返し使用しても耐えられるよう、素材にもこだわって選ぶのがおすすめです。

ドッグフードの容器によく使われる素材

ドッグフード用の容器として、よく市販されているのが以下のような素材のフードボウルです。

陶器

表面に汚れがつきにくく洗いやすいため、人間用の食器にも広く用いられている素材です。
重量があるため犬が食事してもずれにくいですが、衝撃を加えると割れやすい特徴もあります。
熱に強く、煮沸消毒することができます。

ガラス製フードボウル

陶器と同様に重量があり、犬が食事しても動かずずれにくいですが、衝撃を加えると割れやすい食器です。
耐熱性ガラスなら熱にも強く、煮沸消毒することができます。

ステンレス製フードボウル

強度が高く壊れにくい食器です。
電子レンジは使用できません。
金属製ボウルの中では腐食に強いですが、汚れたまま、塩水につけたまま、あるいは鉄製品と接触したまま放置したりすると錆びる可能性もあります。
そのため使用後はきちんと洗って、しっかり水切りする必要があります。

メラミン樹脂のフードボウル

割れにくくて重量があるため、犬が食事してもずれにくい食器です。
プラスチック製素材の中では熱に強く、煮沸消毒ができる食器もありますが、熱湯消毒を繰り返したり、長時間熱湯にさらしたりすると割れやすくなる特徴もあります。
また傷がつくと汚れがとれにくくなります。
電子レンジは使用できません。

ポリプロピレン製フードボウル

軽くて丈夫ですが、犬が食事中に鼻で押すと食器がずれやすく、水やフードをひっくり返されてしまう懸念もあります。
メラミン樹脂と同様、プラスチック製品の中では熱に強いため煮沸消毒できる食器もあります。
ただしやわらかいため傷がつきやすく、汚れがとれにくくなることがあります。

食後に付着する「ぬるぬる」がとれやすいのはどれ?

犬の唾液はアルカリ性にかたむいているため微生物が繁殖しやすく、食器に犬の唾液が付着すると微生物の住処となる、バイオフィルムと呼ばれる膜状の物質がつきやすくなります。

バイオフィルムは水のある場所ならどこにでも存在します。
台所や川の中にある石、動物の腸管などに付着しているぬめぬめした物質がバイオフィルムです。
歯についたプラーク(歯垢)は、バイオフィルムの一種です。

犬用フードボウルのバイオフィルムが問題になる理由

バイオフィルムは発酵食品などにも存在しており、中には有益な働きをしてくれる菌も住みついています。
そのためバイオフィルムはそれ自体が問題というより、そこにどんな菌が住みつくかということが問題なのです。

たとえば医療分野では抗生物質への耐性を持つ菌、身体に悪影響を及ぼす菌が住みつくこと、食品分野では食中毒菌や体に悪影響を及ぼす菌が住みつくことなどが問題視されています。

バイオフィルムはどんな素材にもできる?

バイオフィルムに住みついた細菌は熱や抗生物質などの薬剤に対しての抵抗性が浮遊菌よりも強くなります。
さらにバイオフィルムはどんな素材にも作られ、ステンレスなどの金属にも付着することがあります。
ちなみにこのフィルムが形成されない材質は今のところ見つかっていないようです。

バイオフィルム対策は定期的な洗浄と、食器に傷をつけないことが重要

犬用の食器にバイオフィルムができるのを防ぐには、バイオフィルムが成長して食器に強く付着してしまう前にしっかり洗浄して、バイオフィルムの厚みを最小限にすることが重要だと言われています。

また細菌は平らな場所よりも、でこぼこした部分に付着しやすく増殖しやすい傾向があるため、犬用のフードボウルを選ぶなら表面がつるつるしていて汚れが落ちやすく、傷がつきにくい丈夫なものを選ぶのが重要です。
傷が目立つようになったら新しい食器に取り換えるようにしましょう。

また微生物の繁殖を防ぐにはフードボウルをよく乾燥させることが重要なため、フードボウルはひとつを繰り返して使用するより、お手入れしながら複数個を使い回すのがおすすめです。
毎日使用する食器はドッグフード選びと同じように重要なため、素材や使いやすさにもこだわって選ぶようにしましょう。

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