ライフステージ別ドッグフード(子犬用)の特徴

子犬用のドッグフードは、子犬の健やかな成長を促すために必要な栄養をバランス良く配合してあるドッグフードです。
子犬用も成犬用と同様に、主食として与えるフードは「総合栄養食」と表記のあるものの中から選ぶのがお勧めです。

また子犬用のフードと言っても成長段階によってフードの種類は分かれているため、パッケージをよく読んで子犬の成長段階に合っているものを選び、与えるようにしましょう。

子犬用のフードは、具体的には以下のような種類があります。

哺乳期用フード

哺乳期用フードは子犬が生まれて間もなくから4~5週齢までの間、母犬の母乳替わりに与えるフードで、幼犬用粉ミルクとして販売されているものが一般的です。
粉ミルクにも総合栄養食とその他の分類があるため、パッケージを良く読んで購入するようにしましょう。

犬の乳の成分は、たんぱく質33%、脂肪42%、乳糖15%、ミネラルなどが10%程度の割合で含まれていると言われており、成犬や高齢犬までを対象にした低脂肪・低カロリーの粉ミルクを幼犬に与えても栄養量やカロリー量が足りない場合があります。
総合栄養食と表記のある粉ミルクは原乳をメインに使用したものより、調整粉乳に多い傾向があるため、パッケージをよく読んで適切なものを与えるようにしましょう。

与える時は温かいお湯で粉ミルクを溶かし、人肌程度に冷ましてから哺乳瓶を利用して幼犬に与えます。
ドライフードと同様、水分含有量10%以下の乾燥製品になるため、冷蔵庫で保管すると温度差による結露で湿気を含み、傷みやすくなります。
ドライフードと同じように密閉した状態で、日当たりが少なく涼しい場所で常温保管するようにしましょう。

離乳期用フード

離乳期用フードは生後4~5週齢から生後2ヵ月までの間に与えるフードです。
離乳期から生後1歳まで継続して与えられるものもあります。
どの種類を与える場合でも哺乳期用ミルクから切り替える時は、ミルクに離乳用フードをふやかしてやわらかくしたものを少しずつ混ぜ、徐々に離乳用フードの割合を多めにして切り替えることが推奨されています。
離乳用フードのやわらかさ、ふやかし具合も、子犬の歯や内臓の成長段階に合わせて徐々に固めにしていきます。

離乳食用フードそれぞれの特徴は以下の通りです。

・離乳食用ウェットフード
水分含有量が多く、ふやかす必要がないため便利な離乳食です。
ウェットフードは一般食も多いため、粉ミルクと同様、パッケージをよく読んで子犬用の総合栄養食であること、離乳食であることを確認してから購入するようにしましょう。

また離乳食用のウェットフードには以下の種類があります。

・粉ミルクをベースに肉類や穀類などの各種食材・栄養素を配合したもの
・子犬用ドッグフードをベースに粉ミルクを配合したもの
・成犬用ドッグフードと同様の食材を使用し、離乳期の子犬用に栄養バランスを整えたもの

粉ミルクをすでに配合した離乳食と、そうでないものとで哺乳期から切り替える時の粉ミルクの割合は変わってくると考えられるため、離乳食の種類もよく把握して選ぶのがお勧めです。

また離乳食に入る時期は、粉ミルクで得ていた乳糖を徐々に減らしていく時期でもあります。
離乳食への切り替えが急すぎたり、また子犬の消化能力が未発達だったりすると子犬が低血糖症に陥ってしまうことがあります。
(哺乳期の幼犬は乳糖を分解する酵素を分泌することができますが、離乳期に入るとこの酵素が分泌されなくなるため)
さらに飼育環境の変化によるストレスの影響によって、低血糖症を起こしてしまう場合もあります。

特に小型犬の子犬は低血糖症にかかりやすいことが知られているため、離乳食とは別に、手軽にブドウ糖でエネルギーが補給できる栄養補助食を常備するよう、獣医師から指示が出ることもあります。

子犬の低血糖症については、症状や対処法も含めて、あらかじめ獣医師に詳しく尋ねておきましょう。

1歳までの成長期の子犬用フード

生後2~3ヶ月頃から1歳までの子犬に与えるフードで、成長期の子犬に合わせ、成犬用よりも高栄養、高カロリー、高脂肪に仕上げているものが目立ちます。
子犬用フードには以下のような種類があります。

・離乳期からふやかして与えられるもの
・歯やあごが未発達な子犬のため、粒の大きさや形状にこだわって仕上げているもの
・総合栄養食の基準として決められている栄養素以外で、子犬の成長にとって役立つと考えられる特別な栄養成分を配合しているもの
・生後半年まで、半年~1歳までと成長段階に合わせて作られたもの

フードメーカーによって子犬用フードの特徴が変わり、またさまざまな種類があるため、犬の種類や成長段階、体調・体質に最も合うフードを選んでみてください。

子犬も含めた全成長段階用フード

種類は少ないですが、もともと栄養密度が高く活発な犬のために設計されたフードなどでは、子犬も含めた全成長段階の犬用として販売されているフードもあります。
犬種や活動の多さ、少なさなどによって、合う・合わないが分かれてくるため、栄養成分の割合やどのような犬のために作られたフードなのかをよく把握し、犬に合っているか確認しながら与えるようにしましょう。
犬に合った場合は、成犬になってからも継続して与えられるため便利なフードです。

子犬用のフードも成犬用と同様にさまざまな種類があるため、パッケージをよく読んでから購入するのがお勧めです。
子犬の時期は犬とフードとの相性を確かめる大事な時期なので、体調や糞尿の様子などをしっかり観察しながら、より良いフードを選ぶようにしましょう。

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