犬種別ドッグフード(シーズー)の特徴

他の犬種と比較して丈夫だと言われることの多い犬種がシーズーです。
ただしシーズーは瞳が大きく、マズルが短いために目や呼吸器系の疾患を持つことが多いと言われています。
またシーズーだけに限らず、近年は皮膚トラブルを抱える犬が増加する傾向にあり、シーズーの中にも脂漏性の皮膚炎やアレルギー・アトピー性皮膚炎に悩まされている犬がいます。

そのようなシーズーのため、目や皮膚、被毛の健康維持のため特別な栄養素を配合しているのがシーズー専用フードです。

具体的には、以下のような特徴が見られます。

瞳の健康維持のために植物性色素を配合している

瞳の健康維持のために役立つと言われているのが、ブルーベリーやマリーゴールドなどの植物性色素(アントシアニンやルテインなど)です。
これら植物性色素の効果ははっきりとはわかっていないことが多く、瞳の健康維持や病気予防に必ずしも役立つとは限りませんが、愛犬の健康維持に関心の高い飼い主さんから注目されている成分です。

植物性色素には抗酸化作用があり、瞳の健康維持だけでなく、体の健康維持のための成分としても注目されています。

皮膚・被毛の健康維持のためオメガ3系・オメガ6系のオイルを配合

皮膚や被毛の健康維持のため、オメガ3系あるいはオメガ6系の植物性オイルまたは魚油をバランス良く配合してあるのもシーズー専用フードによく見られる特徴です。
配合されることの多いオイルには、以下のようなオイルがあります。

・ひまわり油......
品種によって含有量の多い脂肪酸は異なり、リノール酸もしくはオレイン酸が豊富なオイルです。
皮膚の健康維持目的の場合、オメガ6系であるリノール酸が豊富なひまわり油を使用していることが多いようです。
・大豆油......
リノール酸が豊富で適度にオレイン酸、αリノレン酸も含まれているオイルです。
・ルリチシャ油......
オメガ6系であるγ―リノレン酸を豊富に含むオイルです。
・魚油......
オメガ3系であるDHAとEPAが豊富なオイルです。

オメガ3系・オメガ6系の脂肪酸は体内で合成することができず、食物から取り入れなければならないため必須脂肪酸とも呼ばれています。
健康な皮膚を維持するためにはオメガ3系とオメガ6系の脂肪酸をバランス良く摂取することが大事だと言われており、配合されているオイルはフードの種類によって異なります。

オメガ3・6系の脂肪酸はオイルだけでなく食材も供給源(オメガ3系が補給できる食材は亜麻仁や魚類など。オメガ6系が補給できる食材にはとうもろこし、鶏脂、鶏・卵・魚などがある)となるため、単一のオイルを使用している場合もあれば、複数種類を使用して、オメガ3と6の良いバランスを実現している場合もあります。

ドッグフードに使われる原材料はオメガ6系の供給源となる食材が多く、必須脂肪酸のバランスがオメガ6系に偏りがちだと言われています。
そのため皮膚や被毛の健康維持を意識してフードを選ぶ場合は、オメガ3系の食材やオイルがバランス良く配合されているフードを選ぶと良いかもしれません。

抗酸化作用が期待できるビタミン・食物や亜鉛を意識的に配合している

総合栄養食であれば健康維持に必要なビタミンやミネラルは、満遍なくバランス良く摂取できるように作られていますが、おかずタイプの一般食では栄養素の規定・基準が特に設けられていません。
そのためシーズー用の一般食では、皮膚や毛づやの健康維持のために抗酸化作用の高いビタミンCやE、皮膚や被毛づくりに欠かせないビタミンA、B群やミネラルの亜鉛を特別に配合している場合があります。
また抗酸化作用が高いと言われている緑黄色野菜を意識的に使っていることもあります。

シーズーは比較的丈夫で病気と縁遠い子も多い犬種ですが、近年では犬種にこだわらず全体的にアレルギー疾患や遺伝性疾患を持つ犬が増えてきている現状があります。
もしも体調に不安が見られる場合は、食事相談を含めて獣医師などの専門家に相談するのがお勧めです。

特に健康に問題がなく、健康維持にいいフードを探している場合は上記フードも選択肢に加えてみて、犬の食べ方や糞尿の様子をよく観察しながら合うと思うフードを探してみてください。

おすすめコラム一覧Related column