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犬種別ドッグフード(チワワ)の特徴

チワワは体が小さいため寒さに弱く、気温が下がると体温を維持するためにエネルギーを多く消費しやすくなります。
またチワワはその体の小ささから血糖値を維持することが難しく、食事と食事の間の時間が長すぎたり、食べる量がいつもより少なかったりするだけで容易に低血糖症状を引き起こしたりします。

そのためチワワ専用フードでは、食べる量が少なくても十分に栄養が取れるよう、他犬種向けのフードに比べて比較的栄養密度が高く、カロリーも多めの設計になっています。

ただしフードの水分含有量によって、食べさせる量や栄養密度は大きく変わってきます。
特に注意したいのがドライフードから、セミモイストタイプまたはウェットフードの総合栄養食に切り替えた場合です。
一般的にドライフードよりもセミモイストタイプやウェットフードなど水分含有量の多いフードの方が一日に与える量は多くなります。
そのためドライから切り替える時に、つい「いつものように」と与えてしまい、メーカー推奨量を下回る量で与えてしまう危険性があります。

必要な栄養とエネルギーをきちんと食事で補なってやらないと体調不良を起こす可能性が高くなります。
チワワ専用フードを選ぶ時は、パッケージに記載されている一日推奨量を必ずよく読んで、フードの切り替え時に誤った量を与えないよう注意しましょう。

一日に与える回数は、なるべく多めに

チワワ専用フードは他の犬種用フードよりも栄養密度やカロリーが高い設計になっていますが、与える量自体は他の犬種とほぼ変わらないことがあります。
それはチワワが上記の通り、体格が小さいため血糖値やエネルギー、栄養などを維持しにくく、食が細くなったり、活動量が多すぎたりするだけで容易に栄養失調や低血糖症状などを起こすリスクが高まる犬種だからです。

そのため一日に与える量はパッケージの推奨量を参考にしながら、与える回数についてはなるべく多めにした方が、チワワの場合は体調を保ちやすくなることがあります。
子犬に与える時と同じように、なるべく食事回数をこまめに分けて与えるようにしましょう。

骨や関節維持、消化のしやすさにこだわったフードが多い

またフードの栄養強化面では、チワワ専用フードの場合、骨や関節の健康維持を目的に特別な栄養素(グルコサミンやコンドロイチンなど)を配合したフードや、歯やあご、内臓が小さいチワワのために消化吸収しやすさにこだわったフードなどが目立ちます。

チワワは体が小さいですが、遺伝的に骨や関節などに骨格異常を持つ子も多く、体の大きな犬種と同様に、健康な骨格を維持するため特別な配慮が必要になるケースがあります。
また体の小さいチワワでは消化不良や食の細さによる体へのダメージがより高くなりやすいことから、健康的な胃腸を維持するため、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖を配合し健全な腸内環境維持に配慮しているフードやタンパク質をアミノ酸レベルにまで分解し、より消化吸収しやすいように作られているフードもよく見受けられます。

チワワでもきちんと噛んで食べられるよう、小粒~極小粒になっている

またチワワ専用フードは、歯やあごの小さいチワワでもフードをしっかり噛んで食べられるよう、小粒~極小粒などの小さい粒に仕上げられています。

しっかり噛んで食べることは、フードの消化吸収のしやすさにもつながります。
粒の形や小ささはチワワ専用フードでもそれぞれ異なるため、各種メーカーからサンプルを取り寄せてみて、犬の食べ方をよく観察しながらより食べやすそうなフード、しっかり噛んで食べられているフードを選ぶようにしましょう。

ちなみにチワワ専用フードはカロリーが高いケースが多いため、太りすぎて減量が必要になったチワワには向いていない場合もあります。
ただし、だからといってカロリーの低いフードを与えると、体が小さい分効果が顕著にあらわれすぎて体調を崩させてしまう恐れもあります。
減量が必要になった場合はまず獣医師に相談を行い、適切な減量計画と食事療法について相談してみるのがお勧めです。

健康を維持できればチワワは長生きしてくれる子も多いため、ぜひ飼い犬に一番合ったフードを探してみてください。

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