※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

犬種別ドッグフード(パピヨン)の特徴

小型犬の中では比較的丈夫な犬種だと言われているパピヨンですが、活発で好奇心旺盛な性格を持つ子も多いせいか、高い場所から飛び降りてしまったり、他の犬とじゃれ合うつもりがケンカに発展したりして、思わぬ事故に遭遇してしまうことがあります。
その際に骨や関節に負担がかかり、大きな病気につながってしまうこともあるようです。

また遺伝疾患としては他の小型犬種と同様、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)と呼ばれる、膝のお皿が滑り落ちてしまう疾患を持つ子もいます。
そのためパピヨン専用ドッグフードでは、骨格や関節の健康維持を目的に特別な栄養素(グルコサミンやコンドロイチンなど)を配合したり、適切なミネラルバランスに配慮したりするフードがよく見られます。

骨と関節の健康を維持するためにはそれに適したフードを選ぶのはもちろんですが、パピヨンの場合、高い場所に上らせないようにしたり、他の犬との接触に気をつけたりすることも重要です。
愛犬にぴったり合うフードを探すと同時に、飼育環境にも配慮してみましょう。

その他、パピヨン専用フードには以下のような特徴があります。

嗜好性の高さを追求している

パピヨンは体格が小さく、他の小型犬種と同様に食が細くなったり、または病気やストレスなどが引き金になったりして低血糖症状を起こしやすい犬種です。
特にこの症状は子犬の時期や、シニア期に入るとあらわれやすい症状です。
そのため体調が安定しない子犬の時期、またシニア期には主食のフード以外に口に入れやすい栄養補助食が必要となる場合があるため、獣医師などの専門家に相談して、あらかじめ低血糖になった場合の対策や用意しておくべきものについて相談が必要な場合があります。

また成犬の場合でも、上記のように体調が不安定な時期は同様の症状を起こす場合があるため、パピヨン専用フードでは食いつきを良くして安定した食事をさせるため、糖分のある食材を使用したり、香りの良い原材料を使用したりしてフードの嗜好性を高めていることがあります。

さらにパピヨンは頭の回転が速くて賢い子も多く、甘やかして育ててしまうと、体調不良とは関係なく、より美味しいものをもらうためにフードを食べなくなる子もいるようです。
いずれの場合でも、小型犬種は食の細さが体調に大きな影響を与える場合があるため、食が細くならないようにする対策、もしくは食が細くなってしまった時の対策についてあらかじめ専門家に相談してみたり、考えておいたりするのがお勧めです。

美しい毛並み、皮膚の健康維持を目的にしている

パピヨンの持つ美しい毛並みを維持するため、パピヨン専用フードでは毛並み・皮膚の健康維持を目的に特別な栄養素(コラーゲンやオメガ3系の脂肪酸がとれる食材など)を配合していることがあります。

効果がどの程度あるか詳しいことはわかっていないものもありますが、上記のような栄養素は愛犬の健康維持に関心が高い飼い主に注目されている成分です。
また犬が体内で作り出すのが難しく、食物からとらなければならない必須脂肪酸にはオメガ3系・オメガ6系と呼ばれる種類があり、この2つは代謝に同じ酵素を使用するため、バランス良く摂取することが大事だと言われています。

ドッグフードはオメガ6系の食材が使用されることが多く、バランスがオメガ6系に偏りがちだと言われています。
そのため皮膚の健康維持としてはもちろん、愛犬の健康維持のためにはオメガ3系(αリノレン酸、DHA、EPA)がとれる食材やオイルなどを使用しているフードや、また必須脂肪酸のバランスに配慮しているフードを選ぶのがお勧めです。

パピヨンは他の小型犬種に比べて比較的健康面では安心要素が多い犬と言われていますが、体格が小さい犬は体調が不安定になったり、思わぬ事故に遭ったりすることで健康に大きな影響が出てしまうこともあります。
日頃から健康面や飼育環境面に配慮してあげたり、またいざという時に食事面や環境面について相談できる専門家を探したりして、より安心できる材料を増やしておくようにしましょう。

またフードについては合う・合わないがあるため、上記フードも選択肢のひとつに加えながら、安定した食いつきを見せてくれるフード、より体調に合うフードを選ぶようにしてみてください。

おすすめコラム一覧Related column