賞味期限の長すぎないドッグフードを選ぶ

ドッグフードの平均的な賞味期限はドライフードで約1~2年、缶詰などのウェットフードで約3年です。

ドライフードはフードを乾燥させることや紫外線や空気を遮断するパッケージの使用、また各種添加物の使用によって長く日持ちするように設計されています。
缶詰などのウェットフードでは密閉容器に入れてから加熱殺菌することによって、賞味期限が長くなるように作られています。

ただし上記のような一般的なドッグフードよりも、賞味期限が短いフードもあります。
それらのフードと一般的なフードの違いはどこにあるのでしょうか?

無添加フードは賞味期限が短くなりやすい

添加物を使用していないフードは、使用しているフードに比べて日持しにくい傾向があります。

添加物はフードの日持ちを良くするために加えられる成分で、空気や紫外線による影響を避けたり、あるいはセミモイストやソフトドライなどの水分含有量が多いフードでは微生物による影響をなるべく減らしたりする効果があります。

そのため添加物をくわえていないフードは、一般的なフードに比べて日持しにくい特徴があり、開封後は特に酸化や劣化が進みやすいため賞味期限が短く設定されています。

パッケージが違うと賞味期限が短くなる

ドッグフードは開封前なら常温保管できる長期保存用食品ですが、パッケージの素材によっては微量の空気が外から入り込むことがあります。
また直射日光が直接当たる場所に保管していると、紫外線による影響を受けることもあります。

そのため同じウェットフードでも厚みがあり、外部からの影響を受けにくい缶詰と、厚みの薄いパウチタイプでは賞味期限が異なることがあります。

缶詰は約3年常温保管できるのに対し、パウチタイプでは約1~2年と短くなることがあり、 パッケージの種類によっては、賞味期限が短く設定されていることがあります。

水分含有量が多いフードほど、賞味期限は短くなる

常温保存が必要な食品の保管中に微生物の繁殖を防ぐには水分含有量を10%前後に維持することが望ましいといわれています。

そのためドライタイプのドッグフードは、上記のようにフードの水分含有量が10%前後になるよう製造されています。

これよりも多く水分を残す場合は、水を微生物が利用できないように各種成分と結合させた「結合水」と呼ばれる状態にしなくてはなりません。
この結合状態や微生物が繁殖しにくい環境を維持するために、水分含有量の多いフードでは塩や砂糖、添加物やその他成分が使用されています。

水分含有量の多いフードは乾燥したフードよりも安定性を保ちにくく、外部からの影響を受けると劣化が進みやすくなるため、ドライ製品よりも賞味期限は短く設定されています。

製造後の輸送方法、期間によっても賞味期限は変わる

国産フードと輸入フードでは、ドッグフード製造後の輸送方法や期間が異なります。
そのため国産フードよりも輸送に長い期間が必要で、かつ輸送中に振動や気温、紫外線などの影響を受けやすい輸入フードでは、その影響を考慮して賞味期限を短めに設定していることがあります。

賞味期限の長いフードと短いフードには上記のような違いがあります。
一般的に添加物を使用していないフードはフードの劣化が進みやすく、賞味期限が短くなりやすい傾向があり、無添加で安全なフードを選ぶ目安として「賞味期限の短さ」がひとつの判断基準になることがあります。

賞味期限はドッグフードの品質を把握するための重要な情報源です。

ドッグフードを選ぶ時は原材料欄だけでなく賞味期限もチェックして、その期限が設けられている理由がどこにあるのか(添加物か、パッケージか、水分含有量か、輸送方法かなど)を想像し、フードを選ぶときの参考にしてみましょう。

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