手作りドッグフードを始めるには

自分で食材を選べる手作りドッグフードは、市販ドッグフードよりも安心・安全ですが、その分知識や手間も必要です。
「究極の理想のご飯づくり」を目指して、無理なく少しずつ準備を進めていきましょう!

まずは犬の栄養に詳しい、専門家を探そう

犬に必要な栄養は人間と似ているものの、カルシウムや亜鉛などミネラルを多く必要としたり、肉や魚、大豆などのタンパク質源を毎食必要としたりと異なるところがあります。

そのため手作り食では栄養バランスを満たす食事づくりが難しく、サプリメントを利用したり、また食材の組み合わせを変えてみたりとさまざまな工夫が必要です。

このときに力強い味方になってくれるのが犬の栄養に詳しい専門家です。

特に手作り食ではリンとカルシウム、オメガ3系とオメガ6系脂肪酸のバランスの取り方、各種ミネラルの補い方で悩むことが多いため、初心者向けにアドバイスしてくれたり、いざという時、困った時には相談を引き受けてくれたりする専門家をまずは探しましょう。

スターターキットを購入してみよう

手作りドッグフードを販売している店では、初心者向けにスターターキットを販売していることがあります。

スターターキットは割高なことが多いですが、食材の選び方や栄養バランスの取り方など、手作り食のコツをつかみやすい教材です。

スターターキットは、手作り食に必要な食材+サプリメントをまとめたセット商品もあれば、温めて与えるだけのレトルトフード、自分で用意した肉や魚に混ぜて与えるインスタントフード、ご飯やパンなど炭水化物に混ぜて与える肉加工品、ハンバーグなど、いろいろな種類があります。

犬の体調や体質に合い、飼い主さんの理想やライフスタイルに合う商品を選びましょう。

カルシウムの補給源を探そう

人間用の食事と犬用の食事で、最も異なるのが必要なカルシウムの量です。
市販ドッグフードは必要なカルシウムも、またリンとカルシウムのバランスも考慮し設計されていますが、手作り食では自分でそれらを補い、バランスをとってあげなくてはなりません。

カルシウムの補給源となる食材には動物や魚の骨、卵殻、煮干しや小魚、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品などがあります。

タンパク質源にはリンが豊富に含まれているため、上記食材を使用してバランス良く適量のカルシウムを補ってあげましょう。

ビタミン・ミネラルの補給源を探そう

また手作り食で悩みやすいのが犬に必要なビタミン・ミネラルをどんな食材で補給してあげるかです。

特に手作り食で不足しがちなのが亜鉛です。
亜鉛の補給源としておすすめなのは動物のレバーですが、レバーにはビタミンAが豊富に含まれているため、量を多く使用するとビタミンA過剰の心配が出てきます。
そのため亜鉛はレバーである程度補いつつ、足りない分はサプリメントで補うなど工夫が必要です。

また鉄・銅・マンガンなどその他ミネラルも手作りでは不足しやすくなります。

ミネラル補給に適している食材には小麦胚芽やオートミールなど、外皮を含む穀物がありますが、これらの穀物にはミネラルの吸収を阻害するフィチン酸も含まれ、亜鉛と同様工夫が必要になってきます。

ビタミンについてはミネラルよりも補いやすいですが、脂溶性ビタミンであるA、D、E、Kは植物性食材では補いにくいため、どのような食材を用意すべきか、サプリメントを用意する必要はあるかなど確かめておく必要があります。

最近では栄養計算を行ってくれる便利なソフトもあるため、専門家にアドバイスを受けたり、便利なアイテムを利用したりしながら栄養バランスをどうとるか検討してみましょう。

手作りドッグフードで考えなければならないことは山積みですが、作り方のコツを身に着ければ簡単に作れるようになります。
まずはサポートしてくれる専門家を探し、指導やアドバイスを受けながらドッグフードづくりを始めてみましょう。

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