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年齢によってドッグフードをあげる量を変える

犬の年齢・ライフステージによって食事の量を変えなくてはならない時期があります。
一般的には下記のタイミングで量を変えることが多いため、参考にしてみましょう。

離乳期を終えた、1歳未満の成長期の犬

体の成長や発達が著しいのが離乳期を終えた、1歳未満の成長期の犬です。
この時期は体の成長に多くのカロリーと栄養を必要とするため、食事量も多くなる傾向があります。

離乳して間もない犬は、摂取したエネルギーの半分を体の維持に使い、もう半分を体の成長に使います。
維持期が近づくと成長に使うエネルギーの量が徐々に減るため、成犬に近づいてきたら量を徐々に減らしていきましょう。

また成犬より可能性は少ないですが、成長期でも食事量を多く与えすぎると肥満になることがあります。
成長期用ドッグフードは脂質を増やし、高カロリー設計にしてあることが多いため、犬の体調や成長具合を観察しながら適切な量を与えるようにしましょう。

1歳以降から平均寿命の半分齢(5~7歳以下)の維持期の犬

犬は平均寿命の半分齢(5~7歳以下)から高齢期が始まると言われています。
成長期が終わる1歳頃から、高齢期が始まる5~7歳以下までを維持期と呼びます。

維持期の犬は現状維持するための食事管理が必要な時期です。
そのため活動量の多さ・少なさ、ストレスの大小、季節、犬種、肥満レベルに合わせて食事量を調節しなければなりません。

特に肥満になりやすい犬種、去勢・避妊手術済の犬では食事量に注意する必要があります。

また脂質が多いドッグフードは同じ量でも高カロリーになりやすく、繊維質が多いドッグフードは低カロリーになりやすいため、量とともにフードの内容にも注意が必要です。

5~8歳の中年期の犬

平均寿命の半分を過ぎたあたりから犬は高齢期に入ります。
維持期と高齢期の間にある期間を中年期と呼びます。

中年期は高齢期に入る準備期間で、この時期から犬は活動量が少しずつ少なくなるため、維持期よりも少し食事量を減らすことが推奨されています。

5~7歳以降の高齢期・シニア期の犬

平均寿命の半分を過ぎると犬は高齢期に入り、平均寿命に近づくにつれてシニア期を迎えます。
この時期は加齢による口腔疾患や肥満、心疾患や腎疾患などさまざまな疾患があらわれやすくなります。

そのため、犬の寿命を延ばすために高齢期・シニア期では食事管理が行われることが多く、量も調節が必要になることがあります。

また疾患がない場合でも、犬は高齢期に入ると基礎代謝が減り、皮下脂肪が増えやすくなります。
そのため肥満を予防する意味で食事量を減らさなくてはならないことがあります。

消化管の衰えによって、栄養やカロリーを消化吸収しづらくなる高齢犬では、栄養密度の高いドッグフードに切り替えたり、量を増やしたりする必要が出てきます。

さらに嗅覚の衰えによって食欲が減少しやすい犬は、栄養密度の高いドッグフードが必要になるケースがあります。

高齢・シニア期に入ると今までより食事の内容や量に注意を払う必要があり、またその犬にとって合うフードがはっきりとわかれてきます。
獣医師などの専門家に相談しながら適切な食事の内容を知り、適切な量を与えていきましょう。

また上記以外でもメスの犬が妊娠・出産を行う場合、病気にかかった場合などは、それに合わせて食事量を調節しなければなりません。
食事の量は気温や飼育環境、ストレスの有無、活動量の多さなどさまざまな要因によって変わります。
どんなときでも犬の状態をよく観察しながら適切な量を見極めるようにしましょう。

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